りっしゅん!
みなさま、こんにちは! チームキャラバン広報のアカイワです。 2月も後半に入ってきました。 2月は「立春」ということで暦上はもう春らしいです。 弊社オ[...]
雑談
こんにちは。
株式会社Aiming 第二事業部 TeamCARAVAN所属 運営マネージャーの赤岩<アカイワ>です。
今回はアプリゲームにおけるコラボについてちょっと話していこうかと思います。
ちょっと裏側的な話になりますので、お時間ある方はゆっくり読んでいってください!
アプリゲームにおけるコラボとは、他者が所有している版権の「キャラクター」や「施設」などを版権元様からの許諾を得て、我々のゲーム内に登場させることを指します。
一般的にはアニメ/漫画などと行うことが多いですが、チームキャラバンでは動物園や水族館などの実在する施設とのコラボも実施していました。
版権元様とは著作権や商標の管理者のことを指します。
もちろん売上がげふんげふん
コラボを実施する目的としては主に次の理由が挙げられます。
どうしてもアプリゲームというものは年数が経過すると、新規で始める方以上に離脱される方が多くなっていきます。
運用に携わっている開発/運営のスタッフは色々努力はしていきますが、こればかりはどうしても起きてしまいます。
元々そのゲームに興味がある方は既にプレイされているので、新たにゲームをプレイしてもらう為には、ゲームのことを知り、興味を持ってもらう必要があります。
コラボはそのための施策の1つにあたります。
他者の版権を借りるので、色々と制約とかお金とかちょっと大人の話がもちろんあります。
エンタメではありますが、ビジネスでもあるのでここはしょうがないことなのです。
簡単に書くと「その版権を一定期間利用するための料金」。
この料金を納めることで、版権の一時的な使用について許可を頂いている形ですね。
基本的に使用する権利は期間限定の為、期間が過ぎた場合は勝手に提供することは出来ません。
再コラボする時も基本的に再度契約する場合が多いです。
無断使用はダメ、ゼッタイ!NO MORE 映画泥棒!
さて、ちょっと踏み込んで書きますが、版権の利用料って実は次のようなパターンに分かれます。
①:利用料のみを支払う
②:利用料と売上の何%(マージン)を支払う
③:売上の何%(マージン)を支払う
④:利用料なし
※④は聞いたことがないが、一応選択肢としてはある
使用料を支払っているから版権を好きに扱って良い!というわけではありません。
その版権を使用するに当たり色々ルールがあります。
これは版権ごとにかなり異なるので、都度版権元様といろいろ相談しています。
例:
漫画原作のアニメとコラボしたとします。
漫画の最新話では新しい必殺技が出たが、アニメではまだ放送されていない。
今回コラボしてるのはアニメなので、新必殺技はゲームに実装できない。
漫画とコラボすれば解決!
と思われるかもしれませんが、そうも単純には行かないのが版権なのです。
例えば漫画にはボイスがありません。
つまり、ボイスの許諾は降りてないので、取れる選択肢は3つになります。
①追加費用による許諾をお願いする
②まったく別の声優さんを使う
③ボイスを諦める
どれもアニメを好きな人からしたら、純粋に喜びにくいですね。
※コラボって難しい!
↑みたいな感じですね。
(わかりやすく書こうとした結果、微妙なった気配
では、実際にコラボ実施までの流れを書いていこうと思います。
※これはあくまでもキャラストの例になり、他では異なる場合があります
年間のスケジュールを決め、コラボして集客したいタイミングを見定めます。
7月の水着、10月はハロウィン、12月のクリスマスといった季節をモチーフにしたイベントが実施できます。
逆に季節固有のイベントが薄い期間も存在します。例えば3月や6月ですね。
そういう薄い期間にコラボイベントを実施するのが多かったりします。
今回はキャラストでの話をします。
キャラストでは以下を考慮しながらコラボ先を選定しています。
※正直この瞬間が一番生を実感します。
・実施想定時期での版権の盛り上がり
・キャラストとの親和性
・コストパフォーマンス
アニメ系の版権ならできるだけ放映時期に合せると集客効果が良いので、そこは結構考慮材料です。
アニメ放送してればその情報は広く扱われ、そのアニメに関心を持ってる人も多いですよね。
それが追い風になって、興味を持ってくださる人が多くなるのです。
ある程度候補を絞ったらいよいよその版権元様との交渉です。
もちろん版権元様には我々の同業者の方々からも同様の話がたくさん来ているので、ここで勝ち取れるのかが弊社マーケチームの腕の見せ所になります。
プレゼン用の資料には暫定のコラボイベント内容を書いて、その版権をどう使うのか、版権元様にどういうメリットが有るのかなどを説明していきます。
契約します。
この辺はマーケ担当の方等に任せているので、アカイワも詳しくは把握できていないです。
契約などが完了したらあとはイベント開始までに各種制作を行っていきます。
版権元様からは版権の設定資料などを提供してもらえるのでそれをフル活用!
絵素材も十分厳しいのですが、監修の過程を見ているとテキストの監修が一番厳しいなという印象をアカイワは持っています。
キャラクターや世界観から離れないように原作を読み込んでライターさんがシナリオなどのテキストを用意するんですが、それでも版権を一番理解している版権元様から一発OKもらうのはなかなか厳しい。
テキスト繋がりではありますが、キャラストは繁体字版やPS版での海外展開も行っているので翻訳でも結構手こずったりしてますね。
あとは声優さんの収録日程の調整もかなり難しいですね(笑)
色々準備が完了していざコラボイベントがスタート。
社内のメンバーもみなさんと同じ立場でコラボイベントを楽しみます。
だいぶざっくりしましたが、こんな感じでキャラストではコラボイベントを準備/実施しています。
ではここで、キャラストの過去のコラボについて振り返ってみようと思います。
アカイワは途中で担当を外れてしまったので、急に感想が薄くなったら察していただけますとありがたいです(笑)
ある意味キャラストらしいチョイス。
バトル担当がスキル設定に悩んでいたのはいい思い出。
原作についてはコラボが決まるまで読んだことがなかったんですが、いつの間にかハマってました!
アカイワのキャラバン内では今でも「ハル」が活躍中。
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チームキャラバン担当の声のボリュームの制御が出来ないことが玉に瑕なマーケ担当のイチオシ!
※仕事はできるスタッフです
その担当が高屋敷にアピールしてコラボイベント実施の内部承認を取るやり取りが印象に残ってます。
※このコラボのみ、先程コラボの流れで説明したリストアップの工程はなかったです
また、このコラボは当時としては一番力をかけていたと思います。
PV/WEB動画制作、情報出しの仕方、スキル考案、衣装考案等などここの経験がこの後開催されたIPコラボの基礎になっていますね。
ほぼ全てにマーケ担当は口を出していました(笑)
苦渋の決断とはなりましたが、アイリスがプレイアブルヒーローとして実装されなかったことだけは未だにアカイワの中ではマーケ担当を許せないポイントです。
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2022年4月よりSeason2が放送開始されましたので、みなさま要チェックです!
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波の再現は割とよくできていたのではと、一人のユーザーとして感じていました。
再コラボからのリーシアの実装を待ってますよ!
今までのIPコラボとはまた違った経験をさせてもらいました。
直接開発には関わっていませんでしたが、ユーザーの流入だったり売上だったり今までとは全く異なる動きをしていたので、とても勉強させてもらいました。
トークがとても面白いので、ぜひ動画もチェックしてみてください。
Vtuber宝鐘マリンさんのyoutubeチャンネルはコチラからどうぞ!
ぺこらさん/あくあさんの実装はよ
まだ見ることができる特設サイト(一部)
GPS機能の実装だったり、開発スタッフ一部で現地視察に行ったりなど、様々な経験をさせてもらいました。
色々気にしないといけないことがありますが、現地コラボはキャラストの一つの持ち味だと思いますので、やり方を模索しながら続けて行ければと思います。
今後も現地、版権コラボはチームキャラバンとして実施していく予定(らしいです。)
アカイワも一人のユーザーとして楽しみに待っていようと思います。
いかがでしたでしょうか?
知ってる人は何を今更な話ではありますが、なかなか業界の裏側的なお話ができたのではと思います。
また、自身の好きな版権のキャラクターのここだけの専用イラストや衣装などが作られていく過程は、とても楽しいものです!
今後もNG出ない範囲でこういう話も書いていこうと思いますので、お楽しみに!
また、チームキャラバンの運営ではコラボ先の検討する時に、アニメやマンガなどの版権に関する知識を持った人たちで意見を出し合っています。
ゲームだけではなく、アニメや漫画などにも詳しい方大大大募集中です!
応募はコチラからお願いします。